松雪泰子 “逆境”に身を置いて一気に花開いた才能


 横殴りに吹き付ける雪が黒髪を肩から舞い上げる。虐待されたつらい過去、25年前に自分を捨てた母の突然の死。もう故郷に自分の居場所はなく、岩の崖(がけ)べりに横たわり涙する。

 今ドラマの中で最も注目されるTBS「砂の器」(日曜夜9時)の一シーンで見せる松雪泰子(31)の演技だ。“宿命”によって殺人まで犯す主人公(中居正広)と出会い、彼女もまた運命に翻弄(ほんろう)されていく。そんな難しい役どころを松雪は期待以上に演じている。

 いつ頃からだろうか。松雪の演技に重厚さが加わった。恋人の男性に入れ揚げ、仕事を放り出した軽薄な若手女優の頃とは違う。今作も渡辺謙、原田芳雄、赤井英和といった本格派の役者に囲まれながら、一歩もひるむところがない。

 6年前にギタリストの門脇学(38)と電撃入籍。3年前に念願の長男を出産した。妻となり、母となった彼女は役者として大きく成長したように思える。今月はその息子の3歳の誕生日……、過酷なドラマ収録に追われ、満足な誕生会を開いてやれないことが残念だったに違いない。

 夫は彼女の活躍に反比例するかのように音楽活動が低迷している。収入がほとんどない夫は、松雪に代わり息子の幼稚園の送り迎え。暇つぶしで始めたゴルフの腕前はかなり上がってきたという。

 それでもいつか、夫の仕事運が上昇することを彼女だけは確信しているのかもしれない。あるいは、自分の家族ぐらい一人で食わせてあげる……というガッツが彼女にはあるのか? 40歳手前の売れない中年ミュージシャンが、これから急に才能を開花させるとは思えない。家族を支えている使命感が彼女を一生懸命にさせるのだろう。昨年末にはセクシー写真集も出している。

 そんな松雪も地元の佐賀に戻れば、優良企業のお嬢さま。父親は鳥栖市で年商10億円ほどの「鳥栖ガス」を経営しているのだ。温かい家庭ですくすくと育った松雪の、この百八十度の転換。しかし、逆境に身を置くことで、今の彼女は女優としての深みが出ている。

【2004年1月30日掲載記事】

[ 2004年2月2日14時45分 ]

資料來源:http://news.www.infoseek.co.jp/

圖片來源:松雪泰子官方網站


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看完這篇報導,只能說,泰子很偉大= =

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