黒木メイサ:日本鎖国「本当に起きたら?」 劇場版アニメ「べクシル」試写


近未来の日本を舞台にした劇場版3Dアニメ「べクシル」(曽利文彦監督)の完成披露試写会が9日、東京都内で開かれ、女優の黒木メイサさん(19)と松雪泰子さん(34)、谷原章介さん(35)ら声優陣が舞台あいさつをした。黒木さんは、声優初挑戦で、「すごく難しいだろうなと思っていたけど、想像していたより楽しかった。一人で大スクリーンを見ながら(声で)演じる楽しさを感じた」と話した。

 映画「ピンポン」を手掛けた曽利監督が「3Dライブアニメ」技術を駆使して、アニメーションながら人物の生き生きとした動きを表現。人類に延命効果をもたらしたバイオ・テクノロジーとロボット産業が急速に発展し、世界を大きくリードした日本が危険視され、国連から技術の規制を求められる。日本は反旗を翻し、鎖国して10年がたった2077年、米国特殊部隊「SWORD」の女性兵士ベクシルが日本に潜入するが、そこには荒涼とした光景が広がっていた……というストーリー。

 スイスのロカルノ映画祭でオープニング上映されるなど、既に世界75カ国での公開が決まっており、ベクシルを演じる黒木さんは「多くの国で公開されるのはとてもうれしい」と話し、作品の仕上がりは「映像もストーリーもリアルに感じられた。そんなに遠くない未来に日本で本当にこんなことが起こったらどうしよう」とすっかり引き込まれた様子だった。ベクシルを助ける謎の女マリアを演じる松雪さんは「日本民族の生き残りの長となる強い女性を演じました。低い声で母性や包容力のある深みのある役を演じられたことは、とても勉強になった」とクールに話した。ベクシルの恋人レオン役の谷原さんは「僕は2人の女性に助けられる役。21世紀は女性の時代ですね」と女性の観客にアピールしていた。

 舞台あいさつ前には歌手のminkさん(23)が主題歌のバラード「Together again」(8月8日発売)をライブで披露。作詞に初挑戦し、minkさんは「二人の女性の強さ、切なさ、希望など複雑な感情を歌詞に込めた」と説明した。

 映画は、18日から東京・丸の内プラゼールほか全国でロードショー予定。【細田尚子】

http://mantanweb.mainichi.co.jp/web/2007/08/post_1253.html
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